時を超えた王女と戦国武将達 後編
私、ウィストリアはおとぎ話だと思っていたけれどまさか伝説の女神だったなんて...。

「びび!」

織田軍は私に走り寄ってくる。

「皆、無事でよかった。」

本当に...。

「私達の問題に巻き込ませてしまってごめんなさい。
ちゃんとけじめはつけます。」

そう告げ、倒れている柊斗に向かった。

「柊斗...。あなたのした事は決して許されることではない。だけど私はあなたを恨むことができない。
これはお母様の約束とかではなくて自分の意思で...

だって、あなたは本郷家の使いとして周りからとても信頼されていた。
女神の石狙いでかもしれないけれど、
こんな私を好きになってくれてありがとう。」
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