時を超えた王女と戦国武将達 後編
最終章
びびと渚月を安土へ運び、家康が看病をする。
織田軍も上杉・武田軍も必要最低限部屋を出ることはなかった。

しばらくして、渚月の手がピクッと動き目を覚ました。

「渚月!!お前大丈夫か?」

歳が同じくらいで話が合った幸村が1番気づく。

「ここは?」

状況が掴めない渚月。

「安土城だ。お前、銃で撃たれたんだ。」

「...!俺は死んだはずじゃ...っ。
びび様は!?」

渚月の焦りに皆が俯く。

「俺が説明する。びびは貴様を助けるために女神の力を全て捧げた。3日も目を覚まさない。」

「そんな...!どうして俺なんかを...!」

「びびは何者なんだ?」
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