時を超えた王女と戦国武将達 後編
ここまではよかったの。
渚月と別れてから、暇になって手伝おうとした時だ。

今日のお仕事は終わっちゃったし、他に何かやることないかなー?

「あ、秀吉さん!」

「びび。どうした?」

「何か手伝えることない?」

「あー、ごめんな。女中達に聞いてもらってもいいか?」

秀吉さんの目は明らかに泳いでいた。

どうしたんだろう?

「じゃ、行くな。
無理はするなよ?」

聞く前に行ってしまった。
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