時を超えた王女と戦国武将達 後編
そんなことを考えてるうちにいつの間にか意識を手放した。

それが今日までの1週間続いている。
酷いことに今日は城から出され、夕方までおつかいを頼まれた。

頼まれたものを買って、城下を探索しているけど...。

「はぁ...。」

思わずため息がこぼれる。

「ため息なんかついてどうしたんですか?」

「渚月!」

振り返ると仕事が終わったらしく帰りの途中みたいだ。

「これから安土城へ向かうのですが一緒に行きましょう。」

「私、あと少ししないと帰れないの...。」

「俺と一緒なら大丈夫ですよ。」

渚月に手を引かれ城へ向かう。
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