主任とルームシェア始めました
引っ越し
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
引っ越し
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あれから、1週間が経ち、稼働テストに入った。
システムは一応完成し、テストで細かいバグの修正を行っている。
山は越えた感じだ。
22時。
いつもはまだ大勢、残業してるのだが、今日は私と河谷主任だけだ。
隣の課が納品を済ませた打ち上げに、みんなで便乗して飲みに行ったからだ。
結果、納期に迫られた私たちだけが取り残された。
「佐藤、考えたか?」
突然、河谷主任が言った。
「え? 何を?」
「ルームシェア」
「へ? あれ、本気だったんですか?」
「お前、冗談だと思ってたのか?」
「いえ、あの時は、本気だと思ったんですが、
後で考えたら、違うかなぁと思って。」
「お前なぁ。
罰として、今週末、引っ越し。」
「えぇ!
なんでですか!?」
「なんか都合悪い?」
「親になんて言えばいいんですか?」
「俺が挨拶に行ってやるよ。」
「へ?」
「お嬢さんと結婚を前提に同居させて
くださいって。
くくくっ」
「主任、ふざけてるでしょ!?」
「いや、至って真面目だ。」
引っ越し
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あれから、1週間が経ち、稼働テストに入った。
システムは一応完成し、テストで細かいバグの修正を行っている。
山は越えた感じだ。
22時。
いつもはまだ大勢、残業してるのだが、今日は私と河谷主任だけだ。
隣の課が納品を済ませた打ち上げに、みんなで便乗して飲みに行ったからだ。
結果、納期に迫られた私たちだけが取り残された。
「佐藤、考えたか?」
突然、河谷主任が言った。
「え? 何を?」
「ルームシェア」
「へ? あれ、本気だったんですか?」
「お前、冗談だと思ってたのか?」
「いえ、あの時は、本気だと思ったんですが、
後で考えたら、違うかなぁと思って。」
「お前なぁ。
罰として、今週末、引っ越し。」
「えぇ!
なんでですか!?」
「なんか都合悪い?」
「親になんて言えばいいんですか?」
「俺が挨拶に行ってやるよ。」
「へ?」
「お嬢さんと結婚を前提に同居させて
くださいって。
くくくっ」
「主任、ふざけてるでしょ!?」
「いや、至って真面目だ。」