主任とルームシェア始めました
ずっと一緒に
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
ずっと一緒に
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紆余曲折はあったものの、無事、納品も完了して、現在は、のんびり仕様書の整理をしている。
私はこの平和な時間が好きだ。
資料を整理して、データと紙ベースの両方で保管する。
けいちゃんは、営業さんと取引先に次の受注案件の打ち合わせに行っている。
以前は、次からは私も同席して、独り立ちするために勉強させる…と言っていたのだが、前回の一件で延期されてしまった。
私は、営業さんも一緒だから大丈夫だと言ったんだけど、けいちゃんが頑として聞き入れてくれなかった。
16時。
けいちゃんが営業さんと共に帰ってきた。
「ただいま。」
「おかえりなさい。」
「主任、コーヒーでいい?」
「ああ、ありがとう。」
私はパタパタと駆け出して、2人分のコーヒーを入れてきた。
けいちゃんは、コーヒーを飲みながら、次のシステムの概要を説明してくれる。
「理解できた?」
「はい。」
「じゃあ、これは、遥の設計でやるから、
よろしく。」
「え!?」
「俺は補佐。
遥がメインでフロー描いて設計して、俺に
作るもの指示して。」
「ええ!?
ムリです!
やった事ありません。」
焦る私にけいちゃんは、
「くくくっ」
と笑う。
「そんな事は知ってるよ。
だけど、遥はもうできるはず。
今回はそんなに大きなシステムでもないし、
俺もフォローするから、やってみろ。」
正直、自信もないし、新しい事に取り組むのは、ちょっと怖い。
だけど…
「がんばります。
でも、困った時は助けてくださいね。」
けいちゃんは、にっこり笑うと、私の頭をわしゃわしゃと撫でて、
「当たり前だろ?」
と言った。
ずっと一緒に
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紆余曲折はあったものの、無事、納品も完了して、現在は、のんびり仕様書の整理をしている。
私はこの平和な時間が好きだ。
資料を整理して、データと紙ベースの両方で保管する。
けいちゃんは、営業さんと取引先に次の受注案件の打ち合わせに行っている。
以前は、次からは私も同席して、独り立ちするために勉強させる…と言っていたのだが、前回の一件で延期されてしまった。
私は、営業さんも一緒だから大丈夫だと言ったんだけど、けいちゃんが頑として聞き入れてくれなかった。
16時。
けいちゃんが営業さんと共に帰ってきた。
「ただいま。」
「おかえりなさい。」
「主任、コーヒーでいい?」
「ああ、ありがとう。」
私はパタパタと駆け出して、2人分のコーヒーを入れてきた。
けいちゃんは、コーヒーを飲みながら、次のシステムの概要を説明してくれる。
「理解できた?」
「はい。」
「じゃあ、これは、遥の設計でやるから、
よろしく。」
「え!?」
「俺は補佐。
遥がメインでフロー描いて設計して、俺に
作るもの指示して。」
「ええ!?
ムリです!
やった事ありません。」
焦る私にけいちゃんは、
「くくくっ」
と笑う。
「そんな事は知ってるよ。
だけど、遥はもうできるはず。
今回はそんなに大きなシステムでもないし、
俺もフォローするから、やってみろ。」
正直、自信もないし、新しい事に取り組むのは、ちょっと怖い。
だけど…
「がんばります。
でも、困った時は助けてくださいね。」
けいちゃんは、にっこり笑うと、私の頭をわしゃわしゃと撫でて、
「当たり前だろ?」
と言った。