君との時間
「あっ、言い忘れてました。僕この病院で働いています。早川葵と言います。」


「あっ、私は笹川陽菜と申します。」


そう言うと先生は、にっこと微笑んで、


「よろしくね。」


と言い、ん?と疑問の顔をしていた。


「どうしたんですか?」



そう言うと、


「ここさっき擦りむいちゃったかな?
血が止まらないね。ちょっと止血するね。」


あっ本当だ。全く気づかなかった。

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