少年と魔女
少年44サイ
「あーーつらいぃぃい」
『もう、最近働きすぎなのよ。こんな熱出して。しばらくは休んでるのよ』
「ありがとうフレイヤ。
僕みんなに迷惑かけてるな…」
『こんなフラフラで来られるほうが迷惑ですよ』
「はは、それもそうか。あーー。…少し寝るね」
『ええ、おやすみなさい』
『あら、こんなところにしわが…。…一人でどんどん老いていってしまうのね』
『…。こういうとき温もりが欲しくなるものなのに、触れられない私を許して…ロキ』
『…そういえばあのときの日記どこにしまったかしら。あの子に見つからないうちに処分しないと…』
「…日記?」