俺でよかった

あなたと出会えた奇跡

今私、「雨宮愛美」は大怪我で入院中。
車にひかれそうになった女の子を助けたらこんな姿に。
でも女の子は無傷で良かった。
しかも怪我してるとはいえ、元気満々！
だから良かった。
「おーい！えっと…雨宮愛美やっけ？看護師から聞いたんや。俺とタメやったんやな。だから話そーや。」
いきなり知らない人が入ってきた。
「な、なんですか？いきなり入ってこられても困ります。」
冷たく言った。
「事故やったんやって？女の子助けてすごいな！俺も今度あったらそーしよ。」
私の言ってること無視して話し続ける。
「ねーね、人の話聞いてる？」
「聞いとるよ。答えたら追い出されそうしな！だから答えん。」
何その言い方。
ふざけんなって思ってしまう。
「あんたはなぜ病院に？」
「あ、俺太郎っていうんや。心臓病で検査入院。俺の場合は軽い方やから、ふつーに生活出来るんや。だから検査入院！」
「へぇー。もう寝るから帰って。」
また冷たく言う。
「まぁーそんな冷たく言わんといて！」

それがあなたとの初めての出会いだね。
あんなにあなたの事嫌ってたのに好きになっちゃうなんてね。

そして付き合って3年後…