社内恋愛狂想曲
三島課長にほんの少し触れられただけで身体中が熱くなって、キスされるのかもとバカみたいにドキドキしていた自分が本当に恥ずかしい。
三島課長は私のことをごく自然に“志織”と呼んで平気で私に触れるけれど、もし私が好きになってしまったことがバレたら、やっぱり過呼吸を起こしてしまうんだろうか?
……バレたら三島課長との関係は、偽婚約者としても同僚としても即終了だ。
昨日一日考えて私がたどり着いた結論は、“好きなものはどうしようもない”と、“偽物でもいいから一日でも長く三島課長のそばにいたい”だった。
三島課長には好きな人がいることはわかっているけど、“だったら別の人を見つけよう”とは思えなかった。
だからなんとしても、私の気持ちを知られるわけにはいかない。
いつか三島課長の口から「偽婚約者はもう要らない」と言われる日が来るまでは。
練習中もできるだけ三島課長との接触は避け、女子のメンバーと一緒に練習をした。
今日のモナちゃんは伸幸くんと二人で体育館に現れ、パスもアタックも伸幸くんと一緒で、なんだかとても楽しそうに見えた。
ああ、なるほど。
伸幸くんの片想いにピリオドが打たれ、晴れて恋人同士になれたわけだ。
三島課長は私のことをごく自然に“志織”と呼んで平気で私に触れるけれど、もし私が好きになってしまったことがバレたら、やっぱり過呼吸を起こしてしまうんだろうか?
……バレたら三島課長との関係は、偽婚約者としても同僚としても即終了だ。
昨日一日考えて私がたどり着いた結論は、“好きなものはどうしようもない”と、“偽物でもいいから一日でも長く三島課長のそばにいたい”だった。
三島課長には好きな人がいることはわかっているけど、“だったら別の人を見つけよう”とは思えなかった。
だからなんとしても、私の気持ちを知られるわけにはいかない。
いつか三島課長の口から「偽婚約者はもう要らない」と言われる日が来るまでは。
練習中もできるだけ三島課長との接触は避け、女子のメンバーと一緒に練習をした。
今日のモナちゃんは伸幸くんと二人で体育館に現れ、パスもアタックも伸幸くんと一緒で、なんだかとても楽しそうに見えた。
ああ、なるほど。
伸幸くんの片想いにピリオドが打たれ、晴れて恋人同士になれたわけだ。