社内恋愛狂想曲
「あれ……?体が急に……」
さっきまでなんともなかったはずなのに頭も少しボーッとして、頭の中も体の感覚も、とにかくすべてがフワフワしているような気がする。
なんだかまぶたまで重くなってきた。
「ああ……ホッとして気が抜けたら急に酔いが回ってきたんですね。いくら志織さんでも、あれだけ飲んだら無理もないです」
「ほほぅ……これが酔っぱらうってことか……」
確かに今日は強いお酒を早いペースでかなりたくさん飲んだ。
お酒を飲んでこんなことになるのは初めてだ。
これが“酔っぱらう”という感覚なのかと思うと、なんだか少しおかしくなって、笑いが込み上げてくる。
「外にタクシー待たせてますけど……潤さんも起きそうにないし、一緒に帰りますか?家まで送りますよ」
「うーん……ちょっとしばらく動けそうにないし、潤さんの様子も気になるから、もう少しここにいる。落ち着いたらタクシー呼んで帰るから大丈夫だよ」
私がそう言うと、瀧内くんはリビングを出て、毛布を二枚持って戻ってきた。
「そのまま寝てしまって風邪引くといけないので、これ使ってくださいね。それじゃあ僕は帰りますけど……」
さっきまでなんともなかったはずなのに頭も少しボーッとして、頭の中も体の感覚も、とにかくすべてがフワフワしているような気がする。
なんだかまぶたまで重くなってきた。
「ああ……ホッとして気が抜けたら急に酔いが回ってきたんですね。いくら志織さんでも、あれだけ飲んだら無理もないです」
「ほほぅ……これが酔っぱらうってことか……」
確かに今日は強いお酒を早いペースでかなりたくさん飲んだ。
お酒を飲んでこんなことになるのは初めてだ。
これが“酔っぱらう”という感覚なのかと思うと、なんだか少しおかしくなって、笑いが込み上げてくる。
「外にタクシー待たせてますけど……潤さんも起きそうにないし、一緒に帰りますか?家まで送りますよ」
「うーん……ちょっとしばらく動けそうにないし、潤さんの様子も気になるから、もう少しここにいる。落ち着いたらタクシー呼んで帰るから大丈夫だよ」
私がそう言うと、瀧内くんはリビングを出て、毛布を二枚持って戻ってきた。
「そのまま寝てしまって風邪引くといけないので、これ使ってくださいね。それじゃあ僕は帰りますけど……」