社内恋愛狂想曲
「真面目だし優しいしよく気が利くし、一緒にいると居心地良くて、理想の夫ってこんな感じかなぁ、好きだなぁっていつの間にか思うようになってね。旦那の方も同じように思ってくれたみたいで、だんだん距離が縮まってホントの夫婦になった感じ」
「だったらいろいろあって良かったね。それがなければ旦那さんと一緒にはなってないでしょ?結果オーライだね」
「そうね。結婚して良かったと今は思ってるよ」
今の私にとっては結婚も出産もまだまだ遠い未来のような気がして、先のことなどなんの見通しもたたないけれど、いつかは私もそんな風に言えるといいなと思う。
「志織が結婚とか出産を望んでいるなら、同じようにそれを望んでて歩幅を合わせられる人を探した方がいいと思う。同じ方向へ向かって一緒に歩けるパートナーがいるのといないのとでは全然違うよ」
「同じ方向へ?」
「そう。いくら好きでも自分が行きたい方向とは逆の方向へ行こうとする人と一緒にいたら、目的地にはずっとたどり着けないかも知れないでしょ?自分は北海道に美味しいものを食べに行きたいのに、サンバを見たいパートナーに合わせてブラジルに行くようなものよ」
例え話がなんとなくおかしくて思わず笑ってしまう。
確かに護は美味しいものを食べるよりセクシーなサンバダンサーを口説く方が楽しいかも知れない。
「だったらいろいろあって良かったね。それがなければ旦那さんと一緒にはなってないでしょ?結果オーライだね」
「そうね。結婚して良かったと今は思ってるよ」
今の私にとっては結婚も出産もまだまだ遠い未来のような気がして、先のことなどなんの見通しもたたないけれど、いつかは私もそんな風に言えるといいなと思う。
「志織が結婚とか出産を望んでいるなら、同じようにそれを望んでて歩幅を合わせられる人を探した方がいいと思う。同じ方向へ向かって一緒に歩けるパートナーがいるのといないのとでは全然違うよ」
「同じ方向へ?」
「そう。いくら好きでも自分が行きたい方向とは逆の方向へ行こうとする人と一緒にいたら、目的地にはずっとたどり着けないかも知れないでしょ?自分は北海道に美味しいものを食べに行きたいのに、サンバを見たいパートナーに合わせてブラジルに行くようなものよ」
例え話がなんとなくおかしくて思わず笑ってしまう。
確かに護は美味しいものを食べるよりセクシーなサンバダンサーを口説く方が楽しいかも知れない。