社内恋愛狂想曲
潤さんは獣みたいな目で私の顔を見つめながら、私のスカートの中に大きな手を忍び込ませた。

布越しに弱いところを指先で撫で上げられると、もどかしくて切なくて、甘い声がもれる。

潤さんは私の唇をふさぎ、熱い舌で口の中を舐め回すようなキスをした。

そしてあまりにも激しいキスでぼんやりした私の耳元に唇を寄せる。

「俺も無理しないし、もちろん志織にも無理はさせない。いっぱい気持ちよくしてあげるから……しよ?」

欲情に駆られた潤さんの熱い吐息混じりの声に耳の奥がジンジン痺れて、私の身体の奥が潤さんを求めて激しくうずく。

「……うん……して……」

私も崩れかけた理性を保つことができなくなり、潤さんの目を見つめながらうなずいた。

潤さんは私を抱き起こして、もどかしそうに服を脱がせる。

そしてソファーに座ったまま向かい合う形で私を膝に乗せ、時おり唇にキスをしながら、優しい手と柔らかい舌で丁寧に私の体を愛撫した。

潤さんに触れられたところが熱を帯び、その熱は私の中を潤ませて、潤さんの指を濡らす。

「気持ちいい?」

「うん……」

私がうなずくと、潤さんは長い指でさらに奥をかき混ぜ、わざと湿った音をたてながら意地悪な笑みを浮かべた。

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