出逢えたのはーーー奇跡。
「すいません、青春のために帰ります」


「俺も、まだ青春時代を忘れたくないんで、帰ります」


今は、ハゲに構ってる暇などない。


目配せすると、有無を言わず出ていく。


後ろで、ハゲが叫んでたが気にしないで置く。


俺は、スマホを耳に当てる。


鳴り響く、呼び出し音。

「ダメだ、出ない。

なんで、今更ッッ」


悔やんだ。



俺の過去が、ゆめを巻き込んだ。


悔しいんだ。


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