出逢えたのはーーー奇跡。
私がどれたけその子に似てるのか、分からない。

だけど、私は神崎 ゆめ。


その子じゃない………


「私は、あなたの知ってるゆめじゃない。


だから、帰して」



怖がることはしてはいけない。
まっすぐ目を見て私は言った。


冷静に話せば分かってくれる。


「…………もう一生、この世から出て来れない様にしてやる。


分かるよな」

えっーーー?




ドサッーーー



「いや、やめて‼」


私は男に押し倒されていた。



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