出逢えたのはーーー奇跡。
ガチャっ


「おい、清隆なにしてんだよ‼」

思わず出た大声に、ゆめも清隆も唖然と見てる。

「えっと、コンタクトずれて……見て貰ったの」



コンタクト???



手の中に収まる小さなレンズに、ため息を吐く。


はい、マジ勘違い。

「あー、なんかすいませんでした」



俺めちゃくちゃ恥ずかしいじゃん。


赤い顔を隠すように、サングラスをかけ発進した車。


「私、そんな透好きだよ」

そんな言葉今言うなよ。


「ゆめ………押し倒したくなる」


「バカ」


君が照れる。



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