出逢えたのはーーー奇跡。
君に出会えて私の視野は、広がりました。


大切なモノはなにか知った。


「私ね、その5つぐらいの時泣いてた私に手を差しのべてくれた男の子がいた。


飴玉をひとつ貰ったの。甘い甘い苺のキャンディ。

食べれない私が久しぶりに食べたのは、甘い甘い苺のキャンディ。「えっ、あの時の子??」



え、あの時の子??

私は…あの時の子を、思い浮かべた。


色素の薄い茶色の髪、フワフワな髪。

キリッとした眉に、筋の通った鼻。


「透??透が、あの子?」



君に面影を抱いた。


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