出逢えたのはーーー奇跡。
季節は流れ、ゆめの卒業式ーー。

俺は一つ決断していた。


ゆめは、お腹が目立たず卒業式まで待って貰った。

「校長先生!!

この場を借りて話したいです。」

俺の声、体育館に響いた。

校長先生は頷いてくれた。


「先生方にずっと秘密にしていたことがあります。俺ーーー

神崎ゆめさん、と付き合ってました‼」




「えーーマジかよ‼」


「嘘ぉ!!まさかのカミングアウト!?」


「それとーーゆめのお腹の中には赤ちゃんがいます」


「「「「マジかよ!!!!」」」」


思った通りの反応に、苦笑いの俺。


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