出逢えたのはーーー奇跡。
「責任とか関係なく、俺はゆめの側に居たい。

ゆめも、子供も守って行きたい。

だから、最後まで守らせて。

ゆめを、卒業させる変わりに……

俺、やめます‼」



「透!?

どうして、私…聞いてない‼

やめるなんて聞いてないよ‼」


私は、大勢の生徒の中から飛び出した。


ねえ、君はまだ18歳だ。


これからだ。



だから、卒業だけでもさせてあげたかった。


職は失うけど、仕方ない。

どうせ、クビになるなら自分からやめたかった。







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