出逢えたのはーーー奇跡。
「ゆめ、ちょっと来い‼」


俺が大きな声を出すから、回りがどうした、と騒ぎ始めた。


「佐倉、どうしたのーー?もう、授業始まるよ」


ーーーーッッ。


悔しい。


「ゆめーーーー!!」


君の腕を引いて、君の唇にキスを落とす。


「やぁ、佐倉やめて!!」


君のその時の気持ちなんて分からない。


ただ、好きだった。


< 27 / 247 >

この作品をシェア

pagetop