出逢えたのはーーー奇跡。
何かが背に触れた。


抱きつく温もりを背に、感じ振り向くと君がいた。


「どうした?」



「お弁当ありがとう。

あれ、少し残したけど美味しかったよ。」



お弁当?


ああ。


「食べてくれたのか、ありがとうな。

ちょっとずつ食べていこう」



君の闇をまだ俺は、知らない。


今はまだ聞かない先のこと。

君が話してくれるまでーーー


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