出逢えたのはーーー奇跡。
「いいよーー。


透なら、私の全部捧げます」


我ながら恥ずかしいことを言った。


赤くなる私の顔。


見つめる熱い瞳が私を見てる。
 透が、私の頬を撫でる。


突然なことに、体が震えた。 

「無理すんな、大丈夫だからーー」


本当に透は優しい。

いつも、私を想う透が、好きーーー。


色づく私の頬は、恥ずかしいと言っている。





< 99 / 247 >

この作品をシェア

pagetop