君との恋は、甘いだとか
第1章 再会


不思議なんだけれどね

どんな人混みの中にいても、君ってすぐ見つかるの。


背はちょっと低いのに

別にオシャレでもないし

なんでかわからないけれど


誰かと誰かの間に、一瞬だけ見えた背中


たったそれだけでね

君だってわかるの。


なんでだろうなーって

ずっとずっと思ってた。

初めて会った時から、ずっとね。


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