とりあえず、こっち向いて。
**' third *'*
「……夏帆……」
先に話し出したのは洋介だった。
「本当に冗談だから。ごめんね。」
「洋介にとって、私って何なのかな。」
「え?カノジョじゃないの?」
「そうだと思いたいけど、でも他にも洋介のこと好きな子いるしね……」
「奈央先輩とか、本当に好きっぽいし
洋介も奈央先輩の方が良いんじゃないのかな」
思ってもないことを言ってる自分。