クールな次期社長と愛されオフィス
13章 あなたとともに
13章 あなたとともに
海外新規事業開発部への異動後はブレンドティ開発に忙しい毎日を送っていた。
ジャパニーズフードショップのニューヨーク支店はプレオープンを目前に控えている。
その立ち上げに宇都宮財閥の若くて美しい才知あふれた新社長が携わっているとこうことで、湊は世界中のマスコミからその手腕を絶賛され取材を受けていた。
そんな忙しい湊が久しぶりに日本に帰国する。
家に到着するのはお昼過ぎだと向こうからメールをもらっていた。
私の胸は朝から高鳴り続けている。だって、久しぶりに湊に会えることと、ようやく完成した自分だけのオリジナルブレンドティを早く飲んでもらいたかったから。
落ち着かなくて、広いリビングをウロウロしていたら玄関のチャイムが鳴った。
湊!
私は慌て過ぎて転びそうになりながら玄関に走って行った。
「ただいま」
扉の向こうにたくさんの荷物を手にした湊がにこやかに立っている。
「おかえりなさい!」
私は湊の手荷物を受け取りリビングに運び入れた。
「おいおい、えらく慌ただしい様子だけど、何かあったか?」
湊は苦笑しながら私の後ろからスーツケースを持って歩いてくる。
「早く会いたかったの」
「俺もさ」
スーツケースを床に置いた湊はすぐに私を抱きしめた。
そしてネクタイを外しながら私に熱いキスをする。
そんな湊をなんとか制して言う。
「その前に、飲んでもらいたいものがあるの」
「ん?なに?」
残念そうに眉をひそめながら湊が私を見つめる。
海外新規事業開発部への異動後はブレンドティ開発に忙しい毎日を送っていた。
ジャパニーズフードショップのニューヨーク支店はプレオープンを目前に控えている。
その立ち上げに宇都宮財閥の若くて美しい才知あふれた新社長が携わっているとこうことで、湊は世界中のマスコミからその手腕を絶賛され取材を受けていた。
そんな忙しい湊が久しぶりに日本に帰国する。
家に到着するのはお昼過ぎだと向こうからメールをもらっていた。
私の胸は朝から高鳴り続けている。だって、久しぶりに湊に会えることと、ようやく完成した自分だけのオリジナルブレンドティを早く飲んでもらいたかったから。
落ち着かなくて、広いリビングをウロウロしていたら玄関のチャイムが鳴った。
湊!
私は慌て過ぎて転びそうになりながら玄関に走って行った。
「ただいま」
扉の向こうにたくさんの荷物を手にした湊がにこやかに立っている。
「おかえりなさい!」
私は湊の手荷物を受け取りリビングに運び入れた。
「おいおい、えらく慌ただしい様子だけど、何かあったか?」
湊は苦笑しながら私の後ろからスーツケースを持って歩いてくる。
「早く会いたかったの」
「俺もさ」
スーツケースを床に置いた湊はすぐに私を抱きしめた。
そしてネクタイを外しながら私に熱いキスをする。
そんな湊をなんとか制して言う。
「その前に、飲んでもらいたいものがあるの」
「ん?なに?」
残念そうに眉をひそめながら湊が私を見つめる。