秘める二人の、叶わぬ恋の進め方。

いつもは見ていて鬱陶しいとさえ思う
ベタベタイチャイチャしたカップル達が、
何だか羨ましくて少し妬けた。

‥‥まわりからみたら私達も、
なんて。

おこがましい思いは最後まで考え終わる前に
頭の中からかき消した。






その後一通りイルミネーションを見終わったあと、
また最上さんの車に乗って夕食をとる店へと向かった。

またお店は最上さんにお任せして、
連れてきてもらったのはレストランというには少し小さな、お洒落なイタリアンのお店だった。

予約を済ませてくれていたようで、
すぐに席に通してもらえた。

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