カラー

旅立ち



「美羽、由衣、話があるんだけど。」
突然和希がそう切り出してきた。結構真面目な顔で。
「はい。」
和希と優希と秀が話し始めた。
「この街を出ようと思う。」
「光陽学校に行こう。」
「そこは危険はないから。」
いきなり結果から言われて由衣は少し戸惑っている。私は。。。どう思ったんだろう。
「分かった。いつ行くの?」
無意識にそう言っていた。私はそう言った自分に少し驚いた。周りはもっと驚いていた。
「由衣もいい?」
秀が聞いていた。由衣は少し迷って、
「うん。みんな一緒ならどこでもいい。」
「じゃあ明後日に出ようと思う。用意しといて。」
そう秀が締めくくってそれぞれの部屋に戻った。和希は優希と秀の部屋に行ったが。

 
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