カラー
美衣はそう言ってまず由衣を捕らえようとした。その時、プツッ。って何かが切れた音がした。
「あ、」
美衣が間抜けな声を出した。私がとっさに手を出して美衣ネックレスを取ったのだ。ネックレスだけでこんなに効果があるとは。そんなに大事なものなのだろう。
「由衣を、放して。このネックレス、割るよ。」
どうなるかは分からないけど、美衣の顔色がさっと変わったところきっと大変なことが起きるのだろう。緊迫した空気が続いた後、美衣が由衣を放した。
「返して。」
「次の駅で降りて。着いた。早く降りて。」
美衣が降りて発車ギリギリのところでネックレスを放り投げた。美衣がキャッチした時にはもう電車は出ている。何とか助かった。
「美羽さん、ありがとうございました。」
座席に戻ると由衣が礼を言った。
「いい、私のミスだから。」
「あ、」
美衣が間抜けな声を出した。私がとっさに手を出して美衣ネックレスを取ったのだ。ネックレスだけでこんなに効果があるとは。そんなに大事なものなのだろう。
「由衣を、放して。このネックレス、割るよ。」
どうなるかは分からないけど、美衣の顔色がさっと変わったところきっと大変なことが起きるのだろう。緊迫した空気が続いた後、美衣が由衣を放した。
「返して。」
「次の駅で降りて。着いた。早く降りて。」
美衣が降りて発車ギリギリのところでネックレスを放り投げた。美衣がキャッチした時にはもう電車は出ている。何とか助かった。
「美羽さん、ありがとうございました。」
座席に戻ると由衣が礼を言った。
「いい、私のミスだから。」