カラー

クローンたちの会話


「なぁ、光陽学校にもどらねぇか?」
「光陽に?」
「何でだよ?」
「光陽は一応安全だ。俺たちみたいなのも居るだろうし、光陽の方が美羽と由衣を守りやすいと思う。」
「あそこには戻りたくない。」
「俺たちはあそこはいやな思い出しかないし。」
「あぁ。分かってる。でも美羽と由衣の為に戻った方がいいんだ。」
「俺たちも美羽と由衣が死ぬところは見たくない。でも、光陽にいても美羽と由衣は先に死んじゃうんだぜ。」
「俺たち、ミズキを守れなかった、ミズキはあいつらに捕まった。。。例え今、生きていたとしても、前のミズキじゃない。」
「ミズキの二の舞はさせねぇよ。絶対。美羽も、由衣も死なせねぇ。」
「。。。光陽、行くか。」
「そうだね。」
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