ONE LOVE
#01 ろくでなし
秋の朝が明ける。
綺麗な空気に、柔らかく降り注ぐ太陽の光。
俺はバイクを転がし自宅のアパートに向かっていた。
辺りはシンと静まり返る中、俺の走らせるバイクの音だけが響く。
朝の5時。
仕事帰りの俺は、早く布団に潜りたくてたまらない。
勝手に下りてくる瞼を強引にこじ開け、明け方の住宅街を疾走する。
いつもの事。
俺は、結城 ハルマ。19歳。
って言っても本当の名前は知らないし、本当の歳も知らない。
誕生日すらもわからない。
俺は赤ちゃんの時に捨てられた、いわゆる"捨て子"。
施設の園長に拾われた俺は、園長の苗字"結城"をもらい、名前もハルマと名付けられた。
誕生日は1月1日って事にしてる。
歳は、小学校に入った年から数えている。
綺麗な空気に、柔らかく降り注ぐ太陽の光。
俺はバイクを転がし自宅のアパートに向かっていた。
辺りはシンと静まり返る中、俺の走らせるバイクの音だけが響く。
朝の5時。
仕事帰りの俺は、早く布団に潜りたくてたまらない。
勝手に下りてくる瞼を強引にこじ開け、明け方の住宅街を疾走する。
いつもの事。
俺は、結城 ハルマ。19歳。
って言っても本当の名前は知らないし、本当の歳も知らない。
誕生日すらもわからない。
俺は赤ちゃんの時に捨てられた、いわゆる"捨て子"。
施設の園長に拾われた俺は、園長の苗字"結城"をもらい、名前もハルマと名付けられた。
誕生日は1月1日って事にしてる。
歳は、小学校に入った年から数えている。