あなたで溢れる
修は気が付いていない様で、キャハハと楽しそうにしていた。

バタン‼︎

個室に入り、息を整える。

ツ…
ポロポロ。

見たくなかった。
見たくなかったな。

ポロポロ。

修には修の生活があるんだもんな。

もう手離さなければ…
手を離してあげなければ…

「…ッウ…フ…」

声を殺して泣いた。
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