雪のなかに猫
2話、誠視点
誠視点
俺は影で遥が攫われるのを奏と見ていた。
「作戦通りだ……」
奏が隣で何かを呟いていたが俺はそれどころじゃなかった。作戦を切り出したのは俺なのに……遥が攫われるのを見て冷静に居られなかった……
「すまねぇ!遥ちゃんを囮にさせちまって!!」
「ちっ、大丈夫だ。俺が言い出したんだ……それより、追うぞ……」
達也と合流して奏の運転で遥をさらった奴らの後を追う。盗聴器と発信機で……
【でもよォ、田端の女をさらってどうすんだよ!】
【あぁ!?この女でゆすれば田端も普通にはいれないだろ!】
なんて、盗聴器から聞こえてくる。それを聞いて助手席に座っていた達也が面白そうに笑っている。
「普通に居れない事が分かってんなら自分の終末も分かるだろってんだ」
「ハハハっ……ご愁傷様……」
盗聴器から聞こえてくる声にいらいらが積もるだけで。助手席をける。助手席に座っていた達也も気を緩めていた奏もピシッと固まりだまる。
「これを遥ちゃんの前でしねぇーってすげーと思う。」
「あぁ、遥ちゃんに出会う前の誠を見てるから……遥ちゃんに合って大人しくなった誠を見ると誰だこいつってなるよな……」
なんて聞こえるから鼻で笑うと2人は黙ってしまった。
俺は影で遥が攫われるのを奏と見ていた。
「作戦通りだ……」
奏が隣で何かを呟いていたが俺はそれどころじゃなかった。作戦を切り出したのは俺なのに……遥が攫われるのを見て冷静に居られなかった……
「すまねぇ!遥ちゃんを囮にさせちまって!!」
「ちっ、大丈夫だ。俺が言い出したんだ……それより、追うぞ……」
達也と合流して奏の運転で遥をさらった奴らの後を追う。盗聴器と発信機で……
【でもよォ、田端の女をさらってどうすんだよ!】
【あぁ!?この女でゆすれば田端も普通にはいれないだろ!】
なんて、盗聴器から聞こえてくる。それを聞いて助手席に座っていた達也が面白そうに笑っている。
「普通に居れない事が分かってんなら自分の終末も分かるだろってんだ」
「ハハハっ……ご愁傷様……」
盗聴器から聞こえてくる声にいらいらが積もるだけで。助手席をける。助手席に座っていた達也も気を緩めていた奏もピシッと固まりだまる。
「これを遥ちゃんの前でしねぇーってすげーと思う。」
「あぁ、遥ちゃんに出会う前の誠を見てるから……遥ちゃんに合って大人しくなった誠を見ると誰だこいつってなるよな……」
なんて聞こえるから鼻で笑うと2人は黙ってしまった。