七色ペンダント


2階へ上がると、1階よりも人数が多かった。



「な、新選組め!!もうここまで来たのか!!くそっ」



「いや、相手は1人だ!!殺せぇえぇ!!」



うわ、一気にかかってきた。



すると、文は宙を舞うように回転し、群がった敵を次々に斬っていった。



「な、なんだこいつ……!!!」



半数以上を斬り、呆然とした敵を斬ろうと足を踏み出した途端、激しい動悸に襲われた。



「っ…………」



すると、喉のあたりが鉄の味がしたかと思うと、手に大量の血を吐いた。



「ごホッ……ッッ……な、なに……?」

< 105 / 185 >

この作品をシェア

pagetop