七色ペンダント


「考えずともわかっています。ですが私は私の信じた人達に着いていくまでです。この身が朽ちようとも」



「……誠の武士、か。ふっ面白い」



「確かに新時代を切り開くのは新政府です。しかし新選組だって平和な未来を築き上げていくのにとても重要な存在になる」



「そんなこと、あるわけが無い」



「………」



「早く決めろ。こっちに着くかどうか」



「気持ちは変わりません」



「……そうか。ならば仕方ない。今夜新選組の屯所へ討ち入りに入る。流石の新選組でも大人数相手には歯が立たまい」



「なっ……!!みんなをどうする気?!」



「彼らの命はお前にかかっている」



「っ…………」

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