七色ペンダント
言いかけた所で、どこからか声が聞こえてきた。
「おーーーーーーーーい!!休憩時間終わってるよーーっ!!!」
「早くしろよーーーー!!!」
遠くの方で、道着を着た数人の男の人たちが彼を呼んでいた。
「あっ!!稽古中なの忘れてたっ!!」
「仲がいいんですね」
「そうですかね。いつも喧嘩ばっかですよ。今日なんか、仲間のひとりが僕の魚食べちゃったんです!!」
頬を膨らませて必死に訴える彼が、面白くて笑ってしまった。
「ははっ!!………ふふふふ…あ、ごめんなさいっ!あははは」