七色ペンダント


笑いを堪えながらも、沖田さんを見ると私を見ながら、目を丸くしていた。



「っ…………/////」



ハッと我に返ったような彼は、一気に顔を赤くした。



どうしたんだろう?



「っ、ぼ、僕行きますね!!ああぁっ!誠花っていう所にいますから!来てくださいねっ!」



その場から逃げるようにくるっと向きを変えて走り出した。



「や………待って!!わっ!!!」



追いかけようと足を踏み出すが、木の根っこに足を引っ掛けて転んでしまった。



「あっ!!大丈夫ですかっっ!!」



私に気づいた彼が、急いで駆け寄ってきてくれた。



咄嗟に差し伸べられた手



それは、あの光景と重なって見えた。



「……なんで、泣いてるんですか?」



「あ………」



私、いつの間に……
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