恋の3択
もう、否定できないよね…。
書いてみようかなーと、思ってたんだけど…
杉橋が嫌なら書かないよ。
そう言って、かいとを見上げると…
心なしか赤くなってるような気がした。
嫌…っていうかー…
俺なんか、そんな…絵にならんでしょー。
と、ブツブツ言いながらも…照れてる?
そこへ春樹が、ナイスアシストを!
書いてもらえばー?かいと。
こないだの数学のプリントの仕返しに。
いや、そこは、お返しでしょうが。
などと、2人でまた盛り上がってる。
…結局。
じゃ、前髪は長めにってことで!
と、春樹が笑い。
おまえなーと、笑いながら、チラッと
かいとがあたしを見て。
なんだか、まあ…そんな感じで。
カッコよくよろしくー。
と笑った。
しばらく、2人のやり取りを眺めてたせいか
なんだか、緊張もほぐれてて。
わかったー。
カッコよく書くね!
そんな、顔まで書けるかわかんないけどねー。
と、言えた…。
あ、そっか。
と、笑うかいとと、一緒に笑えた…。
なんだか…奇跡的に…自然じゃない?
witch!今日はいい報告ができるよ!
さきちゃん、頑張りましたよ!
かいとが…笑ってくれたよぉ…。
あー幸せ…。