恋の3択

帰り道、自転車を押しながら…
かいとが家まで送ってくれて。

家の近くまで行った時、向こう側の道を
春樹が自転車でやって来た。


近くまで来た時に、
かいとが、春樹!と、叫んだ。

春樹は、自転車を止めこっちを見てる。

そして、ニヤッと笑って
こりゃ、明日大騒ぎだな!と言うから。


え?こらこら!やめてよ??と、
2人で慌てると。


しょうがねーなー。
口止め料は、牛丼特盛で勘弁してやるよ。
じゃ!よろしく!

と、さっさと自転車に乗って行ってしまった。


春樹…。
つい、いつまでも見送っていたら。

さき。と呼ばれて、ハッと振り向くと。
真面目な顔して、こう言った。


あいつに…。
もう食えないって言うまで、牛丼食わせてみよう。


ぷっと、吹き出し。
そうだね。と、笑っていたら。

俺たち、見てるだけで胸焼けしそうだな。
と、かいとも笑った。


家に帰って…。
あのアプリを開いてみた。

あたしの、一番好きな人は…

1、かいと

登録ボタンを押した。

witch…。
あたし、やっとわかったよ。

かいとが…一番好き。

もう…迷わない。
ありがと。

アプリが、いつのまにか消えてることに
気づいたのは…

かいとと…。
はじめてキスをした日のことだった。


La Fin

< 52 / 52 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ニコニコ星人にご注意を

総文字数/11,587

恋愛(純愛)22ページ

表紙を見る
待ってろあおはる

総文字数/65,610

恋愛(純愛)102ページ

表紙を見る
白馬の王子は待ちません

総文字数/20,943

恋愛(純愛)36ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop