35階から落ちてきた恋 after story ~you are mine~
「果菜は特別だって言ってるだろ」
チッと吐き捨てたところで真島さんが控室に入ってきた。
「果菜さんは心配ないよ」
俺の視線に気が付いた真島さんが先に口を開いた。
余り口数は多くないが真島さんは信頼に値する人だ。俺も黙って頷くしかない。
「しかし、果菜ちゃんって派手な子じゃないのにどうしてあんなに人を引き付けるのかね?しかもどんどん綺麗になってるし」
ヒロトがスマホをいじくりながら呟いた。
そりゃあ俺に愛されているからだろうがと声に出さず頭の中で返事をした。
俺の心の声が聞こえたのかユウキが顔を上げて俺の顔を見て「そればっかりじゃないと思う」と言ってまた視線をスマホに戻した。
何だよそれ。
「でもSNSってすごいな。嘘かホントかさっきのひと悶着が出てるよ」
「どういうことだ」ユウキのスマホをのぞき込んだ。
ーーーあいつ。
「ファンの心を掴んじゃったみたいだね。さすがは我らが月の姫サマ」
ユウキが感心したようにスマホの画面を次々に変えながら頷いた。
チッと吐き捨てたところで真島さんが控室に入ってきた。
「果菜さんは心配ないよ」
俺の視線に気が付いた真島さんが先に口を開いた。
余り口数は多くないが真島さんは信頼に値する人だ。俺も黙って頷くしかない。
「しかし、果菜ちゃんって派手な子じゃないのにどうしてあんなに人を引き付けるのかね?しかもどんどん綺麗になってるし」
ヒロトがスマホをいじくりながら呟いた。
そりゃあ俺に愛されているからだろうがと声に出さず頭の中で返事をした。
俺の心の声が聞こえたのかユウキが顔を上げて俺の顔を見て「そればっかりじゃないと思う」と言ってまた視線をスマホに戻した。
何だよそれ。
「でもSNSってすごいな。嘘かホントかさっきのひと悶着が出てるよ」
「どういうことだ」ユウキのスマホをのぞき込んだ。
ーーーあいつ。
「ファンの心を掴んじゃったみたいだね。さすがは我らが月の姫サマ」
ユウキが感心したようにスマホの画面を次々に変えながら頷いた。