35階から落ちてきた恋 after story ~you are mine~
いつもと違う彼のかすれたような声は私に切なさと一緒に愛しさと喜びを与えてくれる。
彼に必要とされている。そう感じると堪らなく胸が高まり、瞳の奥に宿る熱い光と吐息を感じたら目眩にも似た感覚に襲われる。

「私をたくさんあげる。だから貴くんをたくさんちょうだい」

彼の首の後ろに両手を回すと
「姫の仰せのままに」
私の王様が降臨した。



「煽った果菜が悪いんだぞ」

そう聞こえたような気がする…






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