35階から落ちてきた恋 after story ~you are mine~
「ごめんね、タカト忙しくて全然ゆっくりさせてあげられなくて。果菜ちゃん淋しいでしょ。大丈夫なの?愚痴っていいのよ。どんどん言ってごらんなさい」
「ホントですよお。夕べ、やっとゆっくり顔見ましたけど、何日ぶりって感じで。おまけに旅行もキャンセルだっていうし。貴くんの体調も心配だし、でも私も甘えたいし。バランスが難しいんですよ。私が貴くんの一番になりたいけど、そんなこと言えないし」
「うんうん、ホントごめんね。果菜ちゃんの不満はわかってるから」
「あ、清美さんのせいじゃないし、そこんとこはちゃんとわかってますから大丈夫です。いつも愚痴ってごめんなさい。それにいつも聞いてくれてありがとうございます。あーすっきりした」
いつも通りすっきりした私は笑顔で運転席の清美さんを見つめた。
途端に視界の端に何か動くものを捉えた。
え?待って。
何これ、嘘でしょ。
清美さんの大きな外車の後部座席に布に包まれた大きな荷物が積んであるのは乗り込むときにちらっと見たから知ってる。
でも、その荷物がまさか。
「貴くん!」
な、何でここに。
しかも毛布みたいな布をかぶって・・・ってもしかして隠れてたとか???
清美さんはけらけらと笑ってるし、貴くんは不機嫌な様子を隠さずムッとしている。
「ホントですよお。夕べ、やっとゆっくり顔見ましたけど、何日ぶりって感じで。おまけに旅行もキャンセルだっていうし。貴くんの体調も心配だし、でも私も甘えたいし。バランスが難しいんですよ。私が貴くんの一番になりたいけど、そんなこと言えないし」
「うんうん、ホントごめんね。果菜ちゃんの不満はわかってるから」
「あ、清美さんのせいじゃないし、そこんとこはちゃんとわかってますから大丈夫です。いつも愚痴ってごめんなさい。それにいつも聞いてくれてありがとうございます。あーすっきりした」
いつも通りすっきりした私は笑顔で運転席の清美さんを見つめた。
途端に視界の端に何か動くものを捉えた。
え?待って。
何これ、嘘でしょ。
清美さんの大きな外車の後部座席に布に包まれた大きな荷物が積んであるのは乗り込むときにちらっと見たから知ってる。
でも、その荷物がまさか。
「貴くん!」
な、何でここに。
しかも毛布みたいな布をかぶって・・・ってもしかして隠れてたとか???
清美さんはけらけらと笑ってるし、貴くんは不機嫌な様子を隠さずムッとしている。