未来を見るなら、君と一緒に
「ストーカーだなんて感じなかったけど?」


「瑠美!?」



瑠美さんの言葉に目が見開いていく賢晴さん。



「おかしいのは賢晴くんでしょ?」


「俺がおかしいってなんだよ!?」



瑠美さんの肩を掴む。



「あたしのこと騙してたんでしょ?あたしが賢晴くんに気持ちあるの知ってて弄んでたんでしょ?」


「……え?瑠美?」



瑠美さんの言葉に潤が心配そうに瑠美さんを見る。



「ごめん。潤……。大学のころも今もずっと賢晴くんと浮気してた」


「……え?」



その言葉に潤の視線が賢晴さんへと移る。



「お前……なにわけわかんねーこと言ってんだよ」



賢晴さんの焦ったような表情は〝事実〟だということ現していた。



「賢晴……つくづく最低だったんだね。まぁ、大学時代に浮気してたかしてなかったなんて、もうあたしには関係ないけど」


「潤……?」



賢晴さんが潤のことを見つめる。



「あたし、もう賢晴とはだいぶ前に別れてるの」



潤が瑠美さんに向き直る。

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