未来を見るなら、君と一緒に
瑠奈さんの実家は老人ホームを経営してて、瑠奈さんもたしか介護福祉士の資格を取っていたはずだ。
『うちで理学療法士として働かない?』
「……え?」
『あたしが任されてるグループホームなんだけどね。これから開所するところなの。で、学生バイトでいま理学療法士の勉強をしてる子を入れる予定なんだけど、ちゃんと資格持っている人も欲しくて潤ちゃんに電話してんだ!』
「グループホーム……」
瑠奈さんの話は本当にまさかだった。
これから仕事をしたいけど、もしかして伝わっていたらと思うと就職活動すら怖くてできなかった。
勤めていた病院は結構大きなところで、たくさんグループの病院があって情報は筒抜けそうだったから。
……でも。
「あの、凄く嬉しいお話なんですが……昼間だけなわけはなちですよね」
懸念は賢晴のことだった。
通常勤務にすると帰宅時間は被るだろう。
グループホームは遅番などもあるとよく聞くから。
『昼間だけの希望なの?』
「すいません……事情があって、家に17時までには帰りたいんです」
『うちで理学療法士として働かない?』
「……え?」
『あたしが任されてるグループホームなんだけどね。これから開所するところなの。で、学生バイトでいま理学療法士の勉強をしてる子を入れる予定なんだけど、ちゃんと資格持っている人も欲しくて潤ちゃんに電話してんだ!』
「グループホーム……」
瑠奈さんの話は本当にまさかだった。
これから仕事をしたいけど、もしかして伝わっていたらと思うと就職活動すら怖くてできなかった。
勤めていた病院は結構大きなところで、たくさんグループの病院があって情報は筒抜けそうだったから。
……でも。
「あの、凄く嬉しいお話なんですが……昼間だけなわけはなちですよね」
懸念は賢晴のことだった。
通常勤務にすると帰宅時間は被るだろう。
グループホームは遅番などもあるとよく聞くから。
『昼間だけの希望なの?』
「すいません……事情があって、家に17時までには帰りたいんです」