未来を見るなら、君と一緒に
「俺は、賢晴さんの隣で笑ってる潤が好きだったよ」
「え……?」
それは、どういう意味だろう。
あたしに賢晴の隣にいるように促しているのだろうか。
「賢晴さんとヨリを戻して欲しいとかじゃなくて」
「うん……?」
「ずっと、いつかその笑顔を俺の隣で見せてくれたらいいのにって思ってた」
「……え?」
そんな言葉。
いくらあたしでも、どういう意味で言ってるのか分かってる。
「潤が卒業して、もう会えないと思ってた」
「うん……」
「でも、今日あえて……でも潤はあんな風に笑わなくなってた」
「……陽くん」
自分の心の中を態度に出ないように気をつけていたつもりだった。
でも、陽くんにはお見通しだったようで。
「潤が前のような笑い方を忘れてしまったなら、俺が取り戻したい」
「……っ」
こんな風に言われるなんて思ってもいなかった。
陽くんの言葉に胸がぎゅーっとなる。
同時に、頬を涙が伝うのがわかった。
「……ありがとう、陽くん」
「絶対に潤を笑顔にさせてみせるから」
あたしの涙を拭って、陽くんは笑った。
「え……?」
それは、どういう意味だろう。
あたしに賢晴の隣にいるように促しているのだろうか。
「賢晴さんとヨリを戻して欲しいとかじゃなくて」
「うん……?」
「ずっと、いつかその笑顔を俺の隣で見せてくれたらいいのにって思ってた」
「……え?」
そんな言葉。
いくらあたしでも、どういう意味で言ってるのか分かってる。
「潤が卒業して、もう会えないと思ってた」
「うん……」
「でも、今日あえて……でも潤はあんな風に笑わなくなってた」
「……陽くん」
自分の心の中を態度に出ないように気をつけていたつもりだった。
でも、陽くんにはお見通しだったようで。
「潤が前のような笑い方を忘れてしまったなら、俺が取り戻したい」
「……っ」
こんな風に言われるなんて思ってもいなかった。
陽くんの言葉に胸がぎゅーっとなる。
同時に、頬を涙が伝うのがわかった。
「……ありがとう、陽くん」
「絶対に潤を笑顔にさせてみせるから」
あたしの涙を拭って、陽くんは笑った。