未来を見るなら、君と一緒に
✱せっかく気がついたのに
「ねぇ、陽くん。明日プロ野球があるんだって!」
「あー1年に一回あるやつな」
陽くんとこうして、毎日ご飯を一緒に食べるようになった。
あたしは料理をしないから、陽くんに作ってもらってばかりなんだけど。
「あたし、すっごく行きたいんだけど!」
「んー?それは、俺に車出せと……?」
「もう、一緒に行こうって言ってるの!」
わかってるくせに、意地悪そうに笑う陽くんにはかなわない。
あたしたちの住んでいるところは、田舎で。
プロ野球の球団なんてない。
だから、1年に1回だけ行われる地元の球場での試合が唯一なのだ。
「ごめん、ごめん。分かってるよ。明日、学校も休みだしいこう。潤も仕事休みだろ?」
「うん!」
陽くんは、普段はもちろん学生だ。
平日に週に2回、学校がない日があるからその日に働きにきてる。
そして、それ以外で仕事のない日もあたしのことを迎えにきて、ちゃんとボディガードをつとめてくれてる。
「あー1年に一回あるやつな」
陽くんとこうして、毎日ご飯を一緒に食べるようになった。
あたしは料理をしないから、陽くんに作ってもらってばかりなんだけど。
「あたし、すっごく行きたいんだけど!」
「んー?それは、俺に車出せと……?」
「もう、一緒に行こうって言ってるの!」
わかってるくせに、意地悪そうに笑う陽くんにはかなわない。
あたしたちの住んでいるところは、田舎で。
プロ野球の球団なんてない。
だから、1年に1回だけ行われる地元の球場での試合が唯一なのだ。
「ごめん、ごめん。分かってるよ。明日、学校も休みだしいこう。潤も仕事休みだろ?」
「うん!」
陽くんは、普段はもちろん学生だ。
平日に週に2回、学校がない日があるからその日に働きにきてる。
そして、それ以外で仕事のない日もあたしのことを迎えにきて、ちゃんとボディガードをつとめてくれてる。