未来を見るなら、君と一緒に
「お前は俺のことだけ見てればいいんだよ!」
「ちょっ……賢晴!」
そのままベッドに投げられ、あたしの上に賢晴が跨る。
「怖いか?」
「なに……やめてよ……」
賢晴が何をしようとしているのかなんて、そんなのもちろんわかってる。
でも、こんな風に荒くなった賢晴は見た事が無かった。
「やめるかよ、お前は俺のだって思い知らせるだけだ」
「お願い……こんなんじゃ、賢晴のこと……」
「好きになれないってか?なろうともしてねーくせによく言うよ」
「賢晴っ!……んっ」
賢晴の名前を呼ぶあたしの口を自分の口で塞ぐ。
「俺のこと好きって言ったらやめてやる」
「す……」
言おうと思った。
それで解放されるなら言おうと思った。
でも、その言葉を言おうとした瞬間にチラつく陽くんの顔。
だって、あたしは気づいたんだ。
誰のことが好きなのかを。
自分が今、どんな状況にいるのかもわかってる。
それでもその言葉を別の誰かになんて使いたくない。
大切な言葉だから。
「ちょっ……賢晴!」
そのままベッドに投げられ、あたしの上に賢晴が跨る。
「怖いか?」
「なに……やめてよ……」
賢晴が何をしようとしているのかなんて、そんなのもちろんわかってる。
でも、こんな風に荒くなった賢晴は見た事が無かった。
「やめるかよ、お前は俺のだって思い知らせるだけだ」
「お願い……こんなんじゃ、賢晴のこと……」
「好きになれないってか?なろうともしてねーくせによく言うよ」
「賢晴っ!……んっ」
賢晴の名前を呼ぶあたしの口を自分の口で塞ぐ。
「俺のこと好きって言ったらやめてやる」
「す……」
言おうと思った。
それで解放されるなら言おうと思った。
でも、その言葉を言おうとした瞬間にチラつく陽くんの顔。
だって、あたしは気づいたんだ。
誰のことが好きなのかを。
自分が今、どんな状況にいるのかもわかってる。
それでもその言葉を別の誰かになんて使いたくない。
大切な言葉だから。