未来を見るなら、君と一緒に
「陽ー!またあとでねー!」
家から歩いて行ける距離の学校に通う俺は、改札を通ってもなおぶんぶんと手を振る光に片手を挙げて、学校へと歩く。
「あんな叫ばなくても聞こえるっつの」
いつも底なしに明るい光。
俺は光の聞き役に徹してたからか正反対の人間になった。
「陽くん!おはよう!」
後ろからぽんっと肩を叩かれて、聞こえてきた声に俺の足は少しばかり震える。
「潤先輩、おはようございます」
少し深呼吸をして、ゆっくりと振り向く。
「妹ちゃん、相変わらずの元気さだね」
「はは、見られてました?恥ずかしい」
潤先輩は俺のひとつ上の先輩で、同じ学科を専攻している。
「おはよ、潤……と陽」
潤先輩の頭をぽんっと撫でたその声に、潤先輩は嬉しそうな表情になる。
「おはよう、賢晴」
「おはようございます、賢晴さん」
賢晴さんも、同じ学科を専攻している先輩で、潤先輩と付き合っている。
家から歩いて行ける距離の学校に通う俺は、改札を通ってもなおぶんぶんと手を振る光に片手を挙げて、学校へと歩く。
「あんな叫ばなくても聞こえるっつの」
いつも底なしに明るい光。
俺は光の聞き役に徹してたからか正反対の人間になった。
「陽くん!おはよう!」
後ろからぽんっと肩を叩かれて、聞こえてきた声に俺の足は少しばかり震える。
「潤先輩、おはようございます」
少し深呼吸をして、ゆっくりと振り向く。
「妹ちゃん、相変わらずの元気さだね」
「はは、見られてました?恥ずかしい」
潤先輩は俺のひとつ上の先輩で、同じ学科を専攻している。
「おはよ、潤……と陽」
潤先輩の頭をぽんっと撫でたその声に、潤先輩は嬉しそうな表情になる。
「おはよう、賢晴」
「おはようございます、賢晴さん」
賢晴さんも、同じ学科を専攻している先輩で、潤先輩と付き合っている。