君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
たしかにすっぴんにはなったけど、もともとそんなにバッチリメイクをする人じゃないんだから、そんなに変わらないよ?
「『あ』じゃない。今晩は、たっぷりお仕置きだな」
「え!」
突然男の顔になった彼は、色情を感じさせる声で囁く。
「楽しみだ」
そして私の肩をポンと叩いて、戻っていってしまった。
「も、もう……」
絶対顔が赤くなってる。
フロアに戻れないじゃない。
彼に翻弄される日々は大変だけど、幸福で満たされていた。
悠馬さんのインド出張は無事に終わった。
四泊五日の日程で、リストアップしておいた製薬メーカーを回り、工場の設備についての説明を受け、めぼしいメーカーとは生産できる量の確認やら、品質についての話し合いも行われたのだとか。
ゼネラル製薬から向かった伊佐治さんともうひとりは、ほくほく顔で戻ってきた。
どうやら、ヨーロッパ進出の手がかりもつかめたようだ。
「『あ』じゃない。今晩は、たっぷりお仕置きだな」
「え!」
突然男の顔になった彼は、色情を感じさせる声で囁く。
「楽しみだ」
そして私の肩をポンと叩いて、戻っていってしまった。
「も、もう……」
絶対顔が赤くなってる。
フロアに戻れないじゃない。
彼に翻弄される日々は大変だけど、幸福で満たされていた。
悠馬さんのインド出張は無事に終わった。
四泊五日の日程で、リストアップしておいた製薬メーカーを回り、工場の設備についての説明を受け、めぼしいメーカーとは生産できる量の確認やら、品質についての話し合いも行われたのだとか。
ゼネラル製薬から向かった伊佐治さんともうひとりは、ほくほく顔で戻ってきた。
どうやら、ヨーロッパ進出の手がかりもつかめたようだ。