僕が君を好きになった理由
1章
桜の木の下。君の横顔。
「わ!めずらし!詩がいる!」
桜が咲き始めた4月。ぽかぽか温かい日差し。
ガヤガヤと騒がしい教室を子守唄にうとうとしていた時。話しかけてきたのは、幼馴染の平川朔人(ヒラカワ サクト)だ。
「さすがに今日遅刻するやついねえだろ…」
今日はここ、南高等学校の入学式。
偏差値は普通。一般的な進学校。
家が近いからここにしたし、そういうやつばっかだから教室の中見渡しても顔見知りばかり。なんの新鮮味もない。
「でも眠そうだな。そろぼち入学式はじまるぜ、行こう」
「おう」
なんの期待もしてなかった高校生活。
それなりに勉強して、それなりに楽しんで
なんとなく卒業してくんだと思ってた高校生活。
平凡だと思ってた日常が始まった。
桜が咲き始めた4月。ぽかぽか温かい日差し。
ガヤガヤと騒がしい教室を子守唄にうとうとしていた時。話しかけてきたのは、幼馴染の平川朔人(ヒラカワ サクト)だ。
「さすがに今日遅刻するやついねえだろ…」
今日はここ、南高等学校の入学式。
偏差値は普通。一般的な進学校。
家が近いからここにしたし、そういうやつばっかだから教室の中見渡しても顔見知りばかり。なんの新鮮味もない。
「でも眠そうだな。そろぼち入学式はじまるぜ、行こう」
「おう」
なんの期待もしてなかった高校生活。
それなりに勉強して、それなりに楽しんで
なんとなく卒業してくんだと思ってた高校生活。
平凡だと思ってた日常が始まった。
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