恋。
初めのうちは、難しくて中々読めなかったのですが、いつの間にかその方の本ばかりを買い、その方が一番好きになりました。
ある夜、心からその方の事が離れなくなって、思うと涙が出てきて、
「あ、これは恋なのだ」
と、思う時がありました。
それから、私の人生は変わりました。
同じ学校に通っている人で、気になる人が居たのですが、今ではちっとも恋しくなくなりしました。
その方以外に考える事が出来なくなったのです。
私は今、満員電車の中に揺られています。
生まれて初めて、人に足を踏まれました。
右足が痛いです。
左脇の所に、あの方の本を挟み乗車したのですが、人に揉みくちゃにされたためか、少し曲がってしまいました。